2026年夏の甲子園。

全国49代表、登録980人の出身中学校所在地を調べると、兵庫県内中学出身者は、

52人。

全国でもトップクラスです。

しかし兵庫代表・社にいるのは19人。

残る、

33人は兵庫県外の甲子園代表校

に在籍しています。

大阪・履正社。

福井・敦賀気比。

岐阜・中京。

和歌山・智辯和歌山。

高知・明徳義塾。

鹿児島・神村学園。

さらには岩手・花巻東や宮城・仙台育英など。

兵庫県内中学出身者は全国20校に広がっています。

今回は、2026年夏の甲子園登録選手について、

「兵庫県内の中学校から、どの甲子園出場校へ進んだのか」

を調査しました。

※出生地ではなく出身中学校所在地を基準にしています。


結論|兵庫出身52人、33人が県外代表校

2026年夏の甲子園登録980人のうち、

兵庫県内中学出身 52人。

全体の約5.3%です。

兵庫代表・社には19人。

兵庫県外の代表校には33人。

割合では、

社 36.5%

県外代表校 63.5%

となります。

つまり2026年の甲子園に出場した兵庫県内中学出身者は、

約3人に2人が兵庫以外の代表校

に在籍しています。


兵庫出身選手の進学先ランキング

順位高校代表兵庫県内中学出身
1兵庫19
2履正社大阪4
3敦賀気比福井3
3鳴門渦潮徳島3
3明徳義塾高知3
3神村学園鹿児島3
7中京岐阜2
7智辯和歌山和歌山2
7岡山学芸館岡山2
10花巻東岩手1
10仙台育英宮城1
10東海大甲府山梨1
10花咲徳栄埼玉1
10横浜神奈川1
10関東第一東東京1
10聖隷クリストファー静岡1
10立命館宇治京都1
10鳥取城北鳥取1
10立正大淞南島根1
10高川学園山口1

合計、

52人・20校。

兵庫代表だけでなく、東北から九州まで非常に広い範囲に選手が進んでいます。


1位 社|19人

最も多いのは当然、兵庫代表・社。

20人中、

19人が兵庫県内中学出身。

県外中学出身は京都・綾部中の中西龍ただ1人です。

兵庫県内中学出身率は、

95%。

県内屈指の激戦区を、ほぼ兵庫県内の選手だけで勝ち抜いています。


社には兵庫県各地から選手

社の19人は一つの地域だけに集中しているわけではありません。

西宮。

神戸。

高砂。

小野。

加古川。

三木。

姫路。

加東。

丹波篠山。

三田。

など。

兵庫県内のかなり広い地域から集まっています。

中でも姫路市立朝日中からは、

高田篤希。

藤原稔。

の2人が登録されています。


県外最多は履正社|4人

兵庫代表以外で最も多いのが、大阪代表・履正社。

4人

です。

辻竜乃介 神戸市立向洋中

金光祥玄 神戸市立神戸生田中

吉本悠馬 高砂市立荒井中

北西華一 西宮市立学文中

の4人。

大阪と兵庫は隣接しているため、高校進学で県境を越えるケースも珍しくありません。

特に大阪の強豪校は、兵庫県内の中学硬式野球選手にとっても有力な進学先の一つになっています。


敦賀気比には3人

福井代表・敦賀気比には、

兵庫県内中学出身者が3人。

鶴田啓人 西宮市立学文中

中川瑛心 姫路市立安室中

東埜煌生 西宮市立鳴尾南中

です。

大阪を越えて福井まで進学した選手が3人。

兵庫出身者の進路が近畿圏だけにとどまっていないことが分かります。


鳴門渦潮にも3人

徳島代表・鳴門渦潮にも兵庫出身者が3人います。

西村大輝 南あわじ市立三原中

山本飛佑雅 洲本市立洲浜中

齋藤栄太 洲本市立五色中

です。

3人とも淡路島の中学校出身。

淡路島と徳島は大鳴門橋で結ばれています。

行政上は県外でも、地理的には非常に近い。

「県外進学」という数字だけでは分からない地域性が見えるケースです。


明徳義塾にも3人

高知代表・明徳義塾にも、

兵庫出身3人。

筧遥真 明石市立魚住中

藤本優善 播磨町立播磨南中

冨田健斗 明石市立大久保北中

です。

明石・播磨エリアから3人。

高知の全国的な強豪校へ進んでいます。


神村学園にも3人

さらに鹿児島代表・神村学園にも3人います。

家木杏史 神戸市立住吉中

松永遥斗 尼崎市立小園中

藤田喜晴 宝塚市立宝梅中

です。

兵庫から鹿児島。

今回の兵庫出身者の中でもかなり長距離の進学になります。

神村学園は2026年も福岡、佐賀、熊本、宮崎、兵庫など、九州・西日本の広い地域から選手が集まっています。


中京に2人

岐阜代表・中京には、

福永龍矢 福崎町立福崎東中

佐野駿斗 神戸市立多聞東中

の2人。

中京は県外中学出身者17人。

大阪や愛知、滋賀などとともに、兵庫からも選手が進んでいます。


智辯和歌山に2人

和歌山代表・智辯和歌山には、

久葉亮太 神戸市立長坂中

久米悠二朗 宝塚市立安倉中

の2人。

兵庫から和歌山という進学ルートです。


岡山学芸館にも2人

岡山代表・岡山学芸館では、

田路惣一朗 宍粟市立波賀中

久野僚介 赤穂市立赤穂東中

の2人が兵庫県内中学出身。

特に赤穂は岡山県境に近い地域。

ここも「県外」という言葉だけでは捉えにくい、地理的に自然な進学例といえます。


関東・東北にも兵庫出身者

兵庫県内中学出身者は西日本だけではありません。

花巻東には神戸市立垂水中出身の川本健人。

仙台育英にはたつの市立龍野東中出身の有本豪琉。

東海大甲府には西宮市立塩瀬中出身の籾山慶人。

花咲徳栄には三木市立自由が丘中出身の長谷川陽汰。

横浜には播磨町立播磨中出身の川上慧。

関東第一には西宮市立学文中出身の田澤心。

などがいます。

兵庫から東日本の全国強豪へ進む選手もいます。


同じ中学から別々の甲子園校へ

兵庫出身者を調べると、同じ中学校から別の甲子園代表校へ進んでいるケースもあります。

例えば西宮市立学文中。

履正社に北西華一。

敦賀気比に鶴田啓人。

関東第一に田澤心。

がいます。

同じ中学校から、

大阪。

福井。

東京。

の甲子園代表へ。

中学校単位で見ると、高校進学先の広がりがさらに分かります。


兵庫代表に残った19人、県外へ進んだ33人

52人を大きく分けると、

兵庫代表・社 19人

他都道府県代表 33人

です。

つまり、

県外代表校の方が14人多い

という結果です。

ただし、これは、

「兵庫県内の中学生の63.5%が県外高校へ進学する」

という意味ではありません。

対象はあくまで、

2026年夏の甲子園に登録された兵庫県内中学出身52人

です。

甲子園へ勝ち上がった選手だけを切り取った数字です。


なぜ兵庫から県外へ?

個々の選手が高校を選んだ理由は公開情報だけでは分かりません。

指導者。

チームの方針。

学校環境。

寮。

中学硬式チームとのつながり。

甲子園への憧れ。

本人や家族の希望。

など、さまざまな理由が考えられます。

したがって、

県外中学出身=すべて野球留学

と断定することはできません。

特に鳴門渦潮の淡路島組や、岡山学芸館の赤穂出身者のように、県境を越えても地理的には近いケースがあります。


大阪76人、兵庫52人

出身都道府県という観点では、大阪と兵庫の存在感が非常に大きくなっています。

大阪府内中学出身者は76人。

兵庫県内中学出身者は52人。

2府県だけで、

128人。

980人の約13%です。

甲子園球場そのものが兵庫県西宮市にあることを考えると、

「甲子園のお膝元」から全国各地の高校へ選手が進み、その選手たちが再び甲子園へ戻ってくる

という構図も興味深いところです。


まとめ|兵庫52人が全国20校へ

2026年夏の甲子園では、

兵庫県内中学出身者 52人。

兵庫代表・社 19人。

他都道府県代表 33人。

でした。

兵庫出身者が最も多い県外代表校は、

履正社 4人。

続いて、

敦賀気比 3人

鳴門渦潮 3人

明徳義塾 3人

神村学園 3人

です。

合計20校に兵庫県内中学出身者が在籍。

大阪や近畿だけでなく、

東北。

関東。

北信越。

東海。

中国。

四国。

九州。

まで広がっています。

高校を主語にして、

「県外選手が何人いるのか」

を見るのとは逆に、

兵庫県の中学校を主語にして「どこへ進んだのか」を見る。

そこから、2026年夏の甲子園のまた違った選手分布が見えてきます。