2026年夏の甲子園では、投手としてマウンドに上がるだけでなく、打者や野手としても活躍する「二刀流」の選手が注目されています。

2026年度から高校野球でDH(指名打者)制が導入されたこともあり、投手兼DHとして出場するなど、これまで以上に二刀流選手を起用しやすくなりました。

では、2026年夏の甲子園には二刀流選手が何人いるのでしょうか。

公開されている地方大会や甲子園での起用実績をもとに調べたところ、8月13日時点で投打の両方で実戦起用されている注目の二刀流選手を少なくとも8人確認できました。

※「二刀流」に大会公式の人数や明確な定義があるわけではありません。この記事では、投手として登板しながら、打者・DH・野手としても重要な役割を担っている選手を中心に紹介します。

夏の甲子園2026の二刀流選手一覧

選手高校主な役割注目ポイント
川久保昂直青森山田投手・DHエース左腕ながら1番打者としても起用
萬谷堅心花巻東投手・打者左腕エース級で打撃力も高い
赤間史弥花巻東外野手・投手長打力を持つ外野手で救援登板もこなす
村端勇心白樺学園投手・打者主将兼エースとして投打でチームをけん引
鈴木悠悟中京投手・内野手最速147キロ級の直球と打撃センスが魅力
坂本亮太享栄投手・DH・外野手4番を任される長打力と速球を併せ持つ
佐藤麻恩健大高崎投手・DH4番DH兼投手として甲子園でも投打に活躍
田中皐晴日南学園投手・打者エースで3番を務める本格的な投打二刀流

ここからは、それぞれの選手を詳しく見ていきます。

川久保昂直|青森山田

青森山田の川久保昂直選手は、2026年夏を代表する二刀流選手の一人です。

エースナンバーを背負う左腕でありながら、打線では1番を任されるほどの打撃力と走力があります。

甲子園でもDHとして先発出場し、その後マウンドに上がる起用が見られました。

「投手だから下位打線」という従来のイメージとは異なり、攻撃のスタートを担うリードオフマンと投手を両立する珍しいタイプです。

萬谷堅心|花巻東

花巻東の萬谷堅心選手も、投打両面で高い能力を持つ注目選手です。

左腕投手として安定感があり、岩手大会決勝では完封するなど甲子園出場に大きく貢献しました。

一方、打者としても中軸を任される力があります。

花巻東は投手にも打撃力を求めるチームとして知られていますが、萬谷選手はその象徴ともいえる存在です。

赤間史弥|花巻東

花巻東には萬谷堅心選手だけでなく、赤間史弥選手もいます。

赤間選手は外野手として出場しながら投手もこなすタイプの二刀流です。

甲子園の新田戦では野手としてプレーした後に救援登板するなど、「野手から投手」という二刀流ならではの起用も見られました。

打撃・投球だけでなく、走塁や守備でも存在感を発揮できる万能型です。

村端勇心|白樺学園

白樺学園の村端勇心選手は、主将とエースを兼ねるチームの中心選手です。

北北海道大会決勝では先発投手として試合を作り、自らタイムリーヒットも記録。

投げるだけではなく、バットでも勝利に貢献しました。

高校野球らしい「エースで主力打者」という二刀流タイプといえるでしょう。

鈴木悠悟|中京

中京の鈴木悠悟選手は、プロからも注目される本格派右腕です。

最速147キロ級のストレートを持ちながら、内野手としてもプレーできる野球センスの高さが魅力。

地方大会では投球だけでなく打撃でも結果を残しており、まさに投打の両方で勝負できる選手です。

将来、投手に専念するのか、それとも二刀流を続けるのかという点でも注目したい球児です。

坂本亮太|享栄

享栄の坂本亮太選手は、速球派投手でありながら4番を打つ長打力も備えています。

甲子園でも「4番・DH」で先発し、投手としても起用されました。

投手と打者のどちらかが「おまけ」ではなく、どちらでもチームの中心になれるのが大きな特徴です。

高校卒業後も二刀流への挑戦が注目される選手の一人です。

佐藤麻恩|健大高崎

2026年夏の甲子園で特に印象的な二刀流を見せたのが、健大高崎の佐藤麻恩選手です。

8月13日の東海大甲府戦では「4番・DH兼投手」で出場。

投げては6回無失点、打っては均衡を破る決勝タイムリーを放ち、1人で投打の両方から勝利に大きく貢献しました。

2026年から導入されたDH制と投手兼DHのルールを象徴するような活躍といえます。

田中皐晴|日南学園

日南学園の田中皐晴選手は、エースでありながら打線では3番を任される二刀流です。

最速144キロ級の直球を持つ右腕で、宮崎大会では打率5割を超えるなど打者としても結果を残しました。

甲子園の明徳義塾戦でも「3番・投手」でスタメン出場し、三塁打を含む複数安打を記録。

「エース兼主力打者」という言葉がそのまま当てはまる選手です。

2026年からDH制導入で二刀流が増える?

2026年度から高校野球ではDH制が導入されました。

さらに、先発投手がDHを兼ねる「投手兼DH」での出場も可能です。

つまり、投手として交代した後もDHとして打席に残るといった起用ができるようになりました。

これは打撃力の高い投手にとって大きなメリットです。

これまでは投手の負担を考えて打撃機会を減らすケースもありましたが、今後は「投げても打っても一流」という高校球児がさらに注目される可能性があります。

まとめ

2026年夏の甲子園では、8月13日時点で投手と打者・野手の両方で実戦起用されている注目の二刀流選手を少なくとも8人確認できました。

特に注目したいのは、

  • 青森山田・川久保昂直
  • 花巻東・萬谷堅心
  • 花巻東・赤間史弥
  • 白樺学園・村端勇心
  • 中京・鈴木悠悟
  • 享栄・坂本亮太
  • 健大高崎・佐藤麻恩
  • 日南学園・田中皐晴

の8選手です。

2026年からDH制が導入されたことで、投手兼DHを含めた新しい「高校野球の二刀流」が見られるようになりました。

今後の甲子園でも、投げて抑え、自らのバットで試合を決める球児が登場するのか注目です。