2026年夏の甲子園には全国49校が出場しています。

強豪私立には中学校を併設している学校も多いですが、実際に出場49校のうち「中高一貫校」は何校あるのでしょうか。

また、中学校から同じ系列に在籍し、そのまま高校野球部で甲子園メンバー入りした選手がいるのかも気になるところです。

そこで今回は、2026年夏の甲子園出場49校について、中高一貫教育を行っている学校と系列中学出身の選手を調査しました。

【結論】中高一貫校は19校

2026年夏の甲子園出場49校のうち、本記事の基準で中高一貫校に該当するのは19校でした。

区分校数割合
中高一貫・中学併設校19校約39%
その他30校約61%
合計49校100%

およそ5校に2校が中高一貫・中学併設型という計算になります。

ここでは、2026年時点で系列中学校・中等部があり、出場高校へ内部進学または接続するルートが設けられている学校を対象としました。

夏の甲子園2026の中高一貫校19校一覧

地区高校名系列・併設中学校
南北海道札幌日大札幌日本大学中学校
青森青森山田青森山田中学校
宮城仙台育英秀光中学校
福島東日大昌平東日本国際大学附属昌平中学校
西東京八王子実践八王子実践中学校
神奈川横浜横浜中学校
福井敦賀気比敦賀気比高等学校付属中学校
静岡聖隷クリストファー聖隷クリストファー中学校
三重三重三重中学校
京都立命館宇治立命館宇治中学校
奈良天理天理中学校
和歌山智辯和歌山智辯学園和歌山中学校
岡山岡山学芸館岡山学芸館清秀中学校
広島福山福山市立福山中学校
山口高川学園高川学園中学校
高知明徳義塾明徳義塾中学校
長崎長崎日大長崎日本大学中学校
鹿児島神村学園神村学園中等部
沖縄沖縄尚学沖縄尚学高等学校附属中学校

札幌日大、東日大昌平、三重、立命館宇治などでは6年間を見通した中高一貫教育が案内されています。

また、岡山学芸館清秀中学校には、清秀高等部へ進むコースだけでなく、岡山学芸館高校へ接続する6年間の「学芸館コース」もあります。

神村学園は中等部だけでなく初等部も設置し、初等・中等・高等部を通じた教育を行っています。沖縄尚学も公式に中高一貫教育を掲げています。

中高一貫校の数え方には注意

「同じ学校法人に中学校がある」というだけで中高一貫校にすると、学校数が変わってしまいます。

今回の記事では、

系列中学校から、甲子園に出場している高校へそのまま内部進学・接続できる学校

を中心にカウントしました。

同じ法人が中等教育学校を運営していても、甲子園出場高校とは別の学校として6年間の教育課程が完結しているケースなどは原則として含めていません。

また、以前は中学校を併設していた学校でも、2026年時点で中学校が存在しない場合は除外しています。

霞ケ浦は現在の学校構成では高校のみとなっているため、今回の19校には含めていません。

鳥取城北は2027年から中高一貫校に

2026年代表の鳥取城北には、「鳥取城北中学校」の開校計画があります。

ただし、開校予定は2027年4月です。

そのため、2026年夏の甲子園を基準とする今回の集計では中高一貫校に含めていません。

今後同校が再び甲子園に出場した場合は、中高一貫校としてカウントされることになりそうです。

系列中学から甲子園メンバー入りした選手もいる

では、中高一貫校の野球部では、系列中学校から高校へ進み、甲子園の登録メンバーになった選手はいるのでしょうか。

2026年の登録選手を確認すると、実際に複数の学校で確認できました。

特に目立つのが青森山田です。

青森山田中学校出身は9人

青森山田の2026年甲子園登録メンバーでは、青森山田中学校出身として確認できる選手が9人います。

選手学年出身中学
沖野悠雅3年青森山田中
藤川哲3年青森山田中
郡司宙弥3年青森山田中
田中煌士3年青森山田中
山田勇翔2年青森山田中
船橋雄星2年青森山田中
田牧竜之介3年青森山田中
大湯彪琉2年青森山田中
須藤彪3年青森山田中

20人の登録メンバーのうち9人なので、系列中出身者がかなり大きな割合を占めています。

中学から高校へ続く育成環境が、高校野球部のチームづくりにもつながっていることが分かります。

明徳義塾中学校出身は4人

明徳義塾でも系列中学から甲子園メンバー入りした選手が確認できます。

選手学年出身中学
続木虎太朗3年明徳義塾中
佐藤悠翔3年明徳義塾中
佐藤颯哉3年明徳義塾中
松元弥季1年明徳義塾中

2026年の登録20人のうち4人が明徳義塾中出身です。

高川学園中学校出身は2人

高川学園では、次の2選手が高川学園中学校出身です。

選手学年出身中学
河内山潤3年高川学園中
宮崎隆成3年高川学園中

中学から同じ学園でプレーしてきた選手が、高校3年で甲子園メンバー入りしています。

中高一貫でも野球部は「全員内部進学」ではない

中高一貫校と聞くと、「高校野球部も系列中出身者ばかりなのでは?」と思うかもしれません。

しかし実際にはそうとは限りません。

甲子園常連校では、

  • 系列中学校から内部進学する選手
  • 地元の公立中学校から進学する選手
  • 県外の中学校から進学する選手
  • 中学硬式クラブチームなどでプレーしていた選手

が混在しています。

つまり、中高一貫校であることと、高校野球部の選手育成ルートが完全な「6年間一貫」であることは別です。

青森山田のように系列中出身者が多いチームもあれば、系列中学を持ちながら高校から入学した選手が中心になるチームもあります。

ここも学校ごとの違いが表れやすいポイントです。

まとめ

2026年夏の甲子園出場49校について中高一貫校を調べた結果、本記事の基準では19校でした。

  • 出場校:49校
  • 中高一貫・中学併設校:19校
  • 割合:約39%
  • 青森山田では系列中出身の登録選手が9人
  • 明徳義塾では4人
  • 高川学園では2人
  • 中高一貫校でも高校野球部の全員が内部進学生とは限らない
  • 鳥取城北中学校は2027年4月開校予定のため今回の集計には含めない

甲子園では高校3年間の活躍に注目が集まりますが、中学時代までさかのぼって見ると、学校ごとの育成スタイルにも違いがあります。

中学から同じ学校で成長して甲子園にたどり着いた選手に注目して観戦するのも、2026年大会の楽しみ方のひとつです。

※中高一貫校の判定および選手情報は2026年8月時点の学校情報・大会登録情報をもとに整理しています。