高校野球といえば、

「カキーン!」

という金属バットの音。

そんなイメージを持っている人も多いでしょう。

しかし2026年夏の甲子園を見ていると、

「あれ?木製バットを使っている選手がいる?」

と気付くことがあります。

高校野球では木製バットを使ってもいいのでしょうか。

そして、

金属バットと木製バットは何が違うのでしょうか。

2026年度の高校野球ルールと、実際に木製バットを使用する注目選手を調査しました。

結論|2026年夏の甲子園にも木製バットを使う選手はいる

結論からいうと、

高校野球で木製バットを使うことは可能です。

そして2026年夏の甲子園にも、

木製バットを使用する選手がいます。

代表的なのが、

花巻東の強打者、

古城大翔選手。

赤間史弥選手。

です。

古城選手は高校時代から木製バットを使用。

赤間選手も木製バットを操る長距離打者として注目されてきました。

つまり、

「高校野球=全員金属バット」

ではありません。

高校野球で木製バットはルール違反ではない

2026年度の高校野球用具の使用制限には、

金属製バットだけでなく、

木製バットについても明確に規定されています。

木製バットは木の自然色だけでなく、規定を満たした着色バットも使用可能。

一方、スプレー跡が付いたバットなどは認められていません。

つまり、

甲子園の打席に木製バットを持って入っても、

ルール上まったく問題ありません。

ではなぜ高校野球は金属バットが主流なの?

木製が使えるにもかかわらず、

高校野球では今も金属製バットが主流です。

理由の一つが、

耐久性の違い。

木製バットは強い衝撃や打球の当たり方によって折れることがあります。

一方、金属製バットは繰り返し使用しやすく、チーム単位で多くの選手が練習する高校野球との相性がいい道具です。

高校野球では1974年から金属製バットが使われるようになり、現在も高校野球を代表する用具となっています。

2024年から金属バットは「低反発」に

ここ数年で大きく変わったのが、

高校野球の金属バットです。

2024年のセンバツから、

新基準の金属製バットが本格導入されました。

以前より、

木製バットに近い打球性能

を目指したものです。

主な変更は、

最大直径を従来の67ミリ未満から64ミリ未満へ変更。

打球部分の肉厚も約3ミリから約4ミリへ厚くしました。

重量は従来と同じ900グラム以上です。

新基準を満たす金属製バットには「R」マークが表示されます。

新基準バットはどれくらい飛ばなくなった?

日本高等学校野球連盟による実験では、

新基準金属バットは旧基準と比べて、

打球初速が約3.6%低下。

反発性能も、

約5~9%低下

したとされています。

以前のように、

「多少芯を外しても金属バットの反発力で外野まで飛ばす」

という打撃は難しくなっています。

そのため現在の高校野球は、

以前よりも、

バットの芯で正確にボールを捉える技術

が求められる時代になったといえるでしょう。

木製バットと金属バットの違い

大まかな違いを比較すると、次のようになります。

項目木製バット新基準金属バット
材質金属
高校野球公式戦使用可能使用可能
耐久性折れることがある比較的高い
打球感芯が分かりやすい木製より扱いやすい傾向
主な使用者一部の選手高校球児の主流
将来プロ・大学などでも使用主に高校野球など

2026年度の高校野球では、金属製と木製のどちらも規定を満たせば使用できます。

またプロ野球や大学、社会人では木製バットが使用されており、将来のステージを意識して高校時代から木製を使う選手もいます。

なぜ高校生があえて木製バットを使うの?

最大の理由として考えられるのが、

将来を見据えた木製バットへの適応

です。

プロ入りを目指している選手にとって、

高校卒業後はいずれ木製バットへの対応が必要になります。

高校時代から使い込めば、

木製特有の感覚。

芯で捉える技術。

バット操作。

などを早い段階から身につけることができます。

実際、2026年夏の甲子園に出場している古城大翔選手も、高校時代から木製バットを使用してきました。

木製バットを使えばプロ志望なの?

ただし、

木製バット=必ずプロ志望

とは限りません。

打球感が好き。

自分のスイングに合う。

金属より木製のバランスを好む。

芯で捉える練習になる。

など、選手によって理由は異なります。

もちろん将来のプロ入りを意識している強打者が使用するケースはありますが、

「木製を使っているからプロ入り確定」

という意味ではありません。

木製バットは高校野球では不利?

以前であれば、

反発力の高い金属バットに比べて、

木製バットはかなり不利という印象がありました。

しかし現在は事情が少し変わっています。

2024年から低反発の新基準金属バットが導入され、

金属製バット自体が木製に近い性能へ変更されたからです。

もちろん耐久性など金属製のメリットはあります。

一方、

強いスイングを持ち、

木製バットを芯で捉えられる打者なら、

甲子園でも十分に長打を狙うことができます。

2026年夏は、

「金属か木製か」も打者を見る楽しみの一つ

になりそうです。

木製バットの音にも注目

テレビ観戦でも分かりやすい違いが、

打球音です。

金属バットなら、

「カキーン!」

という甲高い音。

木製なら、

「カーン」

「パキッ」

という少し低く乾いた音になります。

甲子園を見ながら、

「今の打者、木製?」

と思ったら、

バットの見た目だけでなく打球音にも注目すると分かりやすいでしょう。

まとめ|2026年甲子園では木製バットも普通に使用できる

今回は、

2026年夏の甲子園で木製バットを使う選手がいるのか

を調査しました。

結論は、

いる。

そして高校野球のルール上、

木製バットの使用は認められています。

2024年からは金属製バットも低反発の新基準となり、

以前より木製バットとの性能差は縮まりました。

2026年夏の甲子園では、

花巻東の古城大翔選手や赤間史弥選手など、

木製バットを操る強打者にも注目です。

150キロを超える投手。

低反発の金属バット。

そして木製バットを使う高校生スラッガー。

バットに注目して見ると、

2026年の甲子園をまた違った角度から楽しめそうです。