2026年夏の甲子園で一気に注目度を高めているのが、智弁和歌山の楠本龍生選手です。

準決勝の横浜戦では、最速150キロを大きく超える右腕・織田翔希投手から勝ち越し3ラン。

しかも打ったのは152キロのストレートでした。

この一打を含め準決勝では4打点を挙げ、智弁和歌山の7-1での勝利に大きく貢献しています。

夏の甲子園で「覚醒した」と言いたくなる活躍ですが、楠本選手はどのような選手なのでしょうか?

今大会の打撃成績や高校通算本塁打、2026年ドラフトでの評価について調査しました。

楠本龍生のプロフィール

まずは楠本龍生選手のプロフィールです。

項目内容
名前楠本龍生
読み方くすもと りゅうせい
学年3年
所属智弁和歌山
守備位置二塁手
投打右投左打
身長約173cm
体重約75kg
背番号4
中学時代和歌山県内でプレー

大型選手ではありませんが、左打席から強い打球を飛ばせる強打の二塁手です。

守備でも安定感があり、2026年の智弁和歌山を攻守で支える中心選手の1人となっています。

横浜・織田翔希から放った3ランがすごい

楠本選手の評価を一気に高めたのが、2026年8月20日の準決勝・横浜戦です。

智弁和歌山は1点を追う3回、同点に追いつき、なお無死二、三塁。

ここで打席に入った5番・楠本選手が、織田翔希投手の152キロのストレートをフルスイングしました。

打球はそのまま右翼スタンドへ。

勝ち越しの3ランホームラン。

スコアを1-1から4-1とし、試合の流れを一気に智弁和歌山へ引き寄せる一発となりました。

なぜ織田翔希からの一発は評価できる?

単に甲子園準決勝でホームランを打っただけではありません。

相手は大会屈指の速球派。

150キロを超える直球を武器にする投手から、152キロのボールを完璧に捉えています。

高校野球では140キロ台後半でも十分に速球派です。

それをさらに上回る152キロに振り遅れることなく、右翼席まで運んだ点には大きな価値があります。

プロのスカウトが高校生打者を見る際にも、

「速い球に対応できるか」

は重要なポイントです。

甲子園準決勝というプレッシャーのかかる場面で、全国トップクラスの速球を長打にしたことは、楠本選手の評価を押し上げる材料になりそうです。

準決勝は3ランだけでなく4打点

楠本選手の活躍は3ランだけではありません。

7回にもタイムリーを放ち、

2安打4打点

の活躍。

智弁和歌山は横浜に7-1で勝利しましたが、そのうち4点を楠本選手が叩き出したことになります。

準決勝という大舞台で、

「試合を決めるホームラン」

と、

「ダメ押しのタイムリー」

の両方を記録したのは見事でした。

楠本龍生の2026年夏の甲子園打撃成績

決勝進出決定時点での楠本選手の大会成績は以下の通りです。

項目成績
試合4
打数16
安打5
打率.313
本塁打1
打点6

打率は.313。

突出して高い数字に見えないかもしれませんが、注目したいのは6打点です。

チームの27得点のうち6点を楠本選手が打点として記録しています。

つまり、

走者がいる重要な場面で結果を出している

ということです。

今大会の「勝負強さ」が光る

楠本選手の魅力は、単純な打率以上に勝負強さにあります。

初戦の社戦では三塁打を放ち、先制点につながるチャンスを演出。

そして準決勝では勝ち越し3ランを含む4打点。

大量リードした場面だけで数字を稼いでいるわけではなく、

試合の流れを左右する場面で長打を打っている

のが特徴です。

高校通算21本塁打!二塁手としてはパンチ力十分

準決勝の3ランは、楠本選手にとって高校通算21本目のホームランとなりました。

身長約173cmと特別大柄ではありません。

それでも高校通算20本を超える本塁打を記録していることから、ボールを遠くへ飛ばす能力があることが分かります。

特に左打者の二塁手で長打力がある点は魅力。

プロ入りを考えた場合にも、

「打てる二塁手」

としてアピールできる材料になります。

和歌山大会決勝でもホームラン

実は楠本選手は甲子園だけで突然打ち始めたわけではありません。

和歌山大会決勝でも初回に2ランホームランを放っています。

そして甲子園では準決勝で勝ち越し3ラン。

つまり、

地方大会決勝と甲子園準決勝という大舞台の両方で本塁打

を記録していることになります。

プレッシャーの大きな試合で長打を打てるのは大きな強みでしょう。

「覚醒」というより実力が全国区になった?

甲子園の活躍だけを見ると「突然覚醒した」という印象があります。

しかし成績を追うと、もともと長打力を持った選手だったことが分かります。

そのため正確には、

「甲子園で覚醒した」というより「持っていた実力が全国に知られ始めた」

と表現する方が近いかもしれません。

特に織田翔希投手の152キロをホームランにしたことで、

「強豪校の好投手相手にも打てる」

ことを証明しました。

楠本龍生の打撃の特徴

楠本選手の打撃で注目したいポイントは3つあります。

①速球への対応力

準決勝では152キロを完璧に捉えました。

高校生打者としてはかなり高いレベルの速球対応力を示したと言えます。

②左打者ながら長打を期待できる

高校通算21本塁打。

身長だけを見れば大型スラッガーではありませんが、強く振れることが最大の魅力です。

③チャンスで打てる

今大会は5安打で6打点。

得点圏で結果を出していることが数字にも表れています。

守備力も楠本龍生の大きな武器

ドラフト評価を考えるうえでは打撃だけでなく、守備位置も重要です。

楠本選手は二塁を守っています。

今大会でも安定した守備を見せており、強打だけの選手ではありません。

高校生の二塁手がプロ入りを目指す場合、

打撃
守備範囲
送球
走力
他ポジションへの対応力

などを総合的に見られることになります。

楠本選手の場合、甲子園で強打だけでなく二塁守備もアピールできている点はプラスでしょう。

楠本龍生の2026年ドラフト評価は?

楠本選手は3年生のため、2026年ドラフトの対象世代です。

現時点では、

「ドラフト上位指名が確実な超高校級選手」

と断定できる段階ではありません。

しかし、ドラフト候補として注目する価値は一気に高まったと考えられます。

特に評価されそうなのが、

  • 左打ちの内野手
  • 二塁を守れる
  • 高校通算21本塁打
  • 150キロ超の速球に対応
  • 甲子園準決勝で4打点
  • 大舞台での勝負強さ

という点です。

甲子園で評価を急上昇させる高校生は毎年います。

楠本選手も2026年大会で、その候補の1人になったと言えそうです。

ドラフトで今後チェックされそうなポイント

一方で、プロ入りを考えると今後チェックされる部分もあります。

最大のポイントは、

高いレベルの投手相手に打撃を継続できるか

でしょう。

準決勝の一発は強烈でしたが、プロの評価では1試合だけでなく継続性も重要です。

また身長約173cmというサイズを考えると、長打力をどこまでプロでも再現できるかも見られるでしょう。

だからこそ決勝は重要です。

決勝は石垣聡志との対決に注目

決勝の相手・健大高崎には、2年生右腕の石垣聡志投手がいます。

石垣投手は最速148キロ。

今大会20回以上を投げ、自責点0という抜群の成績を残しています。

織田投手が150キロ超の直球で押すタイプなのに対して、石垣投手は速球だけでなく変化球も使える投手です。

そのため楠本選手にとっては、

速い球を打てるかではなく、緩急に対応できるか

がポイントになりそうです。

もし決勝でも石垣投手から長打を放つようなら、楠本選手の甲子園での評価はさらに上がるでしょう。

AI予想パビリオンの楠本龍生ドラフト評価

現時点での評価をまとめると、

ドラフト注目度:★★★☆☆
甲子園での評価上昇度:★★★★★

と見ています。

今大会前から能力のある内野手でしたが、152キロの直球を甲子園準決勝でスタンドまで運んだインパクトは絶大です。

今すぐ上位指名確実とまでは言えませんが、

2026年ドラフトで名前を覚えておきたい高校生野手

の1人であることは間違いありません。

今後、プロ志望届を提出するのか、それとも大学など別の進路を選ぶのかにも注目です。

まとめ

智弁和歌山の楠本龍生選手は、2026年夏の甲子園準決勝で一気に注目を集めました。

横浜・織田翔希投手の152キロのストレートを右翼席へ運ぶ勝ち越し3ラン。

さらにタイムリーも放ち、準決勝は4打点の大活躍でした。

決勝進出時点では、

打率.313、5安打、1本塁打、6打点。

高校通算本塁打も21本となっています。

打てる二塁手という希少性に加え、全国トップクラスの速球への対応力を甲子園で証明しました。

次はいよいよ健大高崎との決勝。

今大会屈指の投手力を誇る健大高崎を相手に再び大仕事をすれば、楠本龍生という名前はさらに全国へ広がりそうです。