2026年夏の甲子園には、全国から49校が出場しました。

甲子園を見ていると、

「強豪私立は学費も高い?」

「公立高校なら3年間でどのくらい安い?」

「授業料無償化で、私立もほとんどお金がかからない?」

と気になる人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、2026年夏の甲子園出場校について、公立・私立の違いと、公開されている学費から3年間の費用を調べました。

結論からいうと、

公立は9校、私立は40校。

そして私立は学校によって差が大きく、公開されている主要納付金だけでも、3年間で160万円前後から300万円を超える学校まであります。

ただし、2026年度から授業料支援が大きく拡充されているため、実際の家庭負担は「学校が設定している学費」よりかなり低くなるケースがあります。

2026年夏の甲子園は公立9校・私立40校

2026年夏の甲子園に出場した49校を公立・私立に分けると、次のようになります。

公立高校は9校

都道府県高校
秋田横手
富山高岡商
滋賀八幡商
兵庫
広島福山市立福山
徳島鳴門渦潮
福岡東筑
佐賀佐賀商
大分大分商

2026年夏は、

49校中9校が公立

となりました。

割合にすると2割弱です。

一方、残る40校は私立高校。

甲子園常連校には私立が多く、2026年も私立勢が大多数を占めています。

私立高校40校はこちら

2026年夏の甲子園に出場した私立高校は次の40校です。

白樺学園、札幌日大、青森山田、花巻東、鶴岡東、仙台育英、東日大昌平、霞ケ浦、佐野日大、健大高崎、花咲徳栄、東海大甲府、拓大紅陵、関東第一、八王子実践、横浜、松商学園、日本文理、遊学館、敦賀気比、聖隷クリストファー、享栄、中京、三重、立命館宇治、天理、智辯和歌山、履正社、岡山学芸館、鳥取城北、立正大淞南、高川学園、英明、新田、明徳義塾、長崎日大、有明、日南学園、神村学園、沖縄尚学です。

同じ私立でも、入学金や施設費、教育充実費などは学校によってかなり違います。

夏の甲子園2026出場校の学費ランキング

では、実際にどのくらいかかるのでしょうか。

ここでは、2026年度の学校公式情報から、入学金・授業料・施設費など主要な納付金を3年間分計算できる学校を比較しました。

なお、制服、教科書、修学旅行、野球部費、遠征費、寮費などは学校ごとに公開範囲が違うため、原則としてランキングには含めていません。

順位高校3年間の主要納付金の目安備考
1位立命館宇治約310.2万円入学金+授業料+教育充実費
2位三重約201.7万円入学金+施設費+授業料+教育充実費+ICT費など
3位鳥取城北約190.0万円入学金+月額納付金
4位日本文理約180.4万円入学金+学校納付金+諸経費
5位聖隷クリストファー約171.7万円入学時納付金+授業料+会費など
6位遊学館約160.4万円入学金+月額納付金

※各校で「学費」に含まれる項目が異なるため、完全に同じ条件での比較ではありません。

※修学旅行積立金、制服、教材、ICT端末、部活動費などが別途必要になる学校があります。

1位は立命館宇治で3年間約310万円

比較できた学校の中で最も高かったのが立命館宇治です。

2026年度入学生の場合、

入学金 12万円

授業料 年間68万1,000円

教育充実費 年間31万3,000円

となっています。

3年間で単純計算すると、

約310万2,000円

です。

ただし、この金額には制服、教科書、研修旅行、各種会費などは含まれていません。

コースによっては別途コース費も必要です。

一方で、授業料には国の就学支援金を利用できます。

そのため、実際に家庭が負担する金額は310万円より低くなる可能性があります。

三重高校は3年間約202万円

三重高校は2026年度入学生の場合、

入学金 5万円

施設設備整備費 24万9,500円

授業料 月3万8,000円

教育充実費 月1,000円

ICT通信費 月4,133円

諸費用 年間約5万5,000円

となっています。

修学旅行積立金を除いて3年間を計算すると、

約201万7,000円

が目安です。

さらに1年次には修学旅行積立金9,000円×9か月などもあります。

鳥取城北は3年間約190万円

鳥取城北は、

入学金 10万円

月額納付金 5万円

です。

月額5万円の内訳は、授業料のほか教育振興費、PTA会費、生徒会費、クラブ強化費など。

単純に36か月で計算すると、

10万円+5万円×36か月

190万円

となります。

研修旅行費、教材費、模試、検定費などは別途です。

日本文理は3年間約180万円+制服など

日本文理は、

入学金 18万円

学校納付金 年間49万3,200円

諸経費 年間4万8,000円

となっています。

3年間では、

約180万3,600円

です。

さらに学校では、制服用品約10万円、3年間の教科書・教材費約10万円、Chromebook約6万円、旅行積立金合計約32万円が目安として案内されています。

これらまで含めると、

総額は約238万円前後

になる計算です。

野球部に所属する場合は、さらに部費、用具、遠征などの費用を考えておく必要があります。

聖隷クリストファーは支援後の授業料が月1,800円

聖隷クリストファーは、

入学時納入金 18万円

授業料 月3万9,900円

となっています。

さらに生徒会・後援会入会金や、PTA・生徒会・後援会の年会費があります。

支援前の主要費用を3年間で見ると、

約171万7,000円

です。

一方、2026年度の就学支援金適用後の授業料は、

月額1,800円

と案内されています。

支援制度の影響がかなり大きい学校の一つです。

遊学館は3年間約160万円

遊学館の2026年度入学生は、

授業料 月3万7,500円

施設維持費 月3,000円

育朋会費 月1,800円

生徒会費 月300円

となっています。

これに入学金7万円を加えると、

3年間の主要納付金は

約160万4,000円

です。

こちらも修学旅行積立金などは別途必要です。

2026年度から私立は年45万7,200円まで授業料支援

ここで重要なのが、2026年度からの高校授業料支援です。

私立高校の全日制では、

年間最大45万7,200円

の授業料支援を受けられる制度になっています。

3年間なら最大で、

137万1,600円

です。

たとえば授業料が年間45万6,000円の学校であれば、国の支援上限内に収まります。

一方、立命館宇治のように授業料が年間68万円を超える学校では、支援を受けても授業料の一部は残ります。

また、

入学金

施設費

教育充実費

制服代

教材費

修学旅行費

部活動費

寮費

などは、国の「授業料支援」とは別です。

つまり、

「高校授業料無償化=高校生活にかかるお金がすべてゼロ」ではありません。

ここは注意したいポイントです。

公立高校の授業料は3年間でいくら?

公立全日制高校の授業料相当額は一般的に、

年間11万8,800円

です。

3年間なら、

35万6,400円

となります。

2026年度の国の就学支援制度では、公立全日制についてもこの授業料相当額が支援対象となるため、受給資格を満たして申請すれば授業料負担は基本的に抑えられます。

ただし公立でも、

入学料

制服

教科書・副教材

PTA・生徒会費

修学旅行

端末代

部活動費

などは必要です。

特に甲子園を目指す野球部では、用具代や遠征費など学校の通常費用以外の負担が発生することがあります。

野球部寮に入ると学費より寮費のほうが高いことも

県外の強豪私立へ野球留学する場合、学費と同じくらい重要なのが寮費です。

月7万円の寮なら、

7万円×36か月=252万円。

月8万5,000円なら、

8万5,000円×36か月=306万円

です。

つまり、3年間では、

学費より寮費・食費のほうが高くなるケースもあります。

さらに野球用具、遠征費、保護者の応援交通費などもあります。

強豪校への進学を考える場合は、「授業料」だけではなく、

学費+寮費+食費+野球部関連費

で考えたほうが現実的です。

まとめ|公立は授業料負担が軽く、私立は支援後も学校差が大きい

今回は、2026年夏の甲子園出場校の学費について調べました。

まとめると、

2026年夏の甲子園は公立9校・私立40校。

公立は授業料相当額が国の支援対象となる。

私立も2026年度から年間最大45万7,200円の授業料支援。

ただし入学金、施設費、教育充実費などは別にかかる。

公開額を比較すると、私立の主要納付金は3年間160万円台から300万円超まで差がある。

野球留学では学費に加えて寮費・食費・遠征費も大きい。

という結果になりました。

「私立=必ずものすごく高い」とも、「授業料無償化=ほぼ無料」とも一概にはいえません。

2026年からは授業料支援が拡充されたことで、見るべきポイントは、

授業料そのものより、支援後に残る施設費・教育費・寮費など

になってきています。

甲子園出場校を学費という視点から比較してみるのも、学校ごとの特徴が見えて面白いかもしれません。