全国展開を急速に進めている男性向けワンストップ美容サロン「ミダシー」。

ミダシーには直営店だけでなく、フランチャイズ(FC)に加盟して店舗を経営する仕組みがあります。

では、

「ミダシーのフランチャイズは儲かるのか?」

という疑問を持つ人も多いでしょう。

公開されているFCモデルを見ると、かなりインパクトのある数字が掲載されています。

4席・スタッフ6名体制のモデルでは、

月商987万円
経費552万円
利益435万円

という収益モデルです。

利益率を単純計算すると、

約44%

になります。

本当にここまで利益が出るのでしょうか。

この記事ではミダシーFCの加盟金、ロイヤリティ、初期費用、公開されている収益モデルを整理した上で、売上が想定より下がった場合までAIでシミュレーションします。

結論:公開モデルは非常に高収益だが「月商987万円を再現できるか」が最大のポイント

最初に結論です。

ミダシーFCの公開モデルでは、

月商987万円 → 利益435万円

とされています。

数字だけを見れば非常に魅力的です。

しかしFC経営で重要なのは、

「モデル店舗の数字が存在するか」ではなく、「自分が出店する地域でも同じ売上を再現できるか」

です。

ミダシーの黒字化までの総予算目安は2,500万円

したがって、加盟を考える際には「月商987万円」の成功モデルだけでなく、

月商800万円なら?
600万円なら?
500万円なら?

という下振れケースまで確認する必要があります。

ミダシーのフランチャイズ加盟金はいくら?

FCチャンネルに掲載されている2026年8月時点の条件では、

加盟金:220万円

です。

さらに、

ロイヤリティ:売上の10%

契約期間:3年間

契約更新:自動更新

と掲載されています。

月商によって本部へ支払うロイヤリティ額は変わります。

例えば単純計算すると、

月商ロイヤリティ10%
300万円30万円
500万円50万円
700万円70万円
987万円98.7万円
1,000万円100万円
1,500万円150万円

となります。

売上が上がるほどロイヤリティも増える仕組みです。

ミダシーFCの初期費用は約2500万円

FCチャンネルには、4席6名体制・20坪・家賃40万円想定の初期投資例も掲載されています。

主な費用は、

項目公開金額
加盟金220万円
物件取得費・保証金240万円
内装工事300万円
脱毛マシン4台600万円
ホワイトニングマシン4台320万円
消耗品一式44万円
サロン備品など110万円
運転資金500万円

とされています。

そしてFCチャンネルでは、

黒字化までの総予算目安:2,500万円

と掲載されています。

220万円だけ用意すれば開業できるビジネスではありません。

脱毛機やホワイトニング機、内装、物件、運転資金まで含めて、数千万円規模の投資を考える必要があります。

ミダシーFCの公開収益モデル

公開されている標準モデルは、

4席
スタッフ6名
20坪
家賃40万円

という条件です。

収益モデルは、

売上高:987万円
経費合計:552万円
利益:435万円

となっています。

利益率を計算すると、

435万円 ÷ 987万円
約44.1%

です。

年間に単純換算すると、

435万円 × 12=5,220万円

となります。

ただし、これは公開されたモデルケースであり、すべての加盟店舗が同じ利益を得られることを意味するものではありません。

月商987万円はどうやって作る?

FCチャンネルでは、

1席の稼働率85%の場合、1席あたり約255万円

の売上を想定しています。

4席なら、

255万円 × 4席
約1,020万円

です。

公開モデルの月商987万円と近い数字になります。

つまりこのFCモデルは、

4席をかなり高い稼働率で回す

ことが前提になっています。

この「85%稼働」が実現できるかどうかが、利益を大きく左右しそうです。

新宿本店では実際に月商1000万円を突破

公開モデルだけなら「机上の数字では?」と思う人もいるでしょう。

しかしミダシーFCページでは、新宿本店について、

オープン3か月で黒字化
8か月で月商1,000万円超

を達成したと説明しています。

さらに土橋代表は2026年5月の新宿本店について、

月商750万円

と公表。

2026年7月には、

月商1,800万円

まで伸びたと公表しています。

少なくとも直営の新宿本店では、月商987万円を超える売上規模が実際に発生しています。

ただし新宿本店は、

  • 新宿駅東口徒歩1分
  • ミダシーの本店
  • ブランド認知が高い
  • 代表自身がSNS等で積極発信

といった特殊条件があります。公式サイトでも新宿駅東口徒歩1分の立地が確認できます。

地方FCでも同じ数字が再現されるとは限りません。

AI試算① 公開モデル通りなら投資回収はかなり速い

総予算を2,500万円、月間利益を435万円として単純計算すると、

2,500万円 ÷ 435万円
約5.7か月

です。

非常に短期間で投資回収できる計算になります。

一方、FCチャンネルのFAQでは、投資回収期間について、

「約1年前後」

とされています。

単純計算の5.7か月より長くなっています。

これはオープン初月から月商987万円・利益435万円になるとは限らず、会員獲得やスタッフ稼働率を徐々に上げていく立ち上げ期間などを考慮している可能性があります。

そのため「利益435万円×12か月」をそのまま初年度利益として考えるのは慎重になった方がいいでしょう。

AI試算② 月商800万円なら?

ここからはAI予想パビリオン独自のストレステストです。

公開モデルの経費552万円が仮にそのまま発生すると置いて、売上だけが下がった場合を計算します。

月商800万円

800万円-552万円
248万円

年間単純利益:

248万円 × 12
2,976万円

2,500万円を単純回収するまで、

約10.1か月

です。

かなり強い数字です。

AI試算③ 月商600万円なら?

次に月商600万円。

600万円-552万円
48万円

月48万円。

年間では、

576万円

です。

2,500万円の単純回収には、

約4.3年

かかります。

月商987万円と600万円では、経営の見え方が一気に変わります。

AI試算④ 月商500万円なら?

月商500万円の場合、

500万円-552万円
▲52万円

となります。

この極端なストレステストでは赤字です。

つまり、公開モデルの経費が固定的に発生すると仮定した場合、

約552万円が損益分岐点

になります。

ただし実際には、ロイヤリティは売上の10%なので売上が下がれば支払額も下がります。また人員配置、広告費、消耗品費なども売上に応じて変動する可能性があります。

したがってこの計算は実際の損益分岐点を示すものではなく、

「経費を削れなかった場合、売上低下がどれほど利益に響くか」

を見るための保守的な試算です。

売上別に見るAIストレステスト

月商経費552万円固定と仮定した利益2500万円単純回収
987万円435万円約5.7か月
800万円248万円約10.1か月
700万円148万円約16.9か月
600万円48万円約52.1か月
552万円0円回収不可
500万円▲52万円赤字

※これは公開収益モデルの経費552万円を固定したまま売上だけを変更した当サイト独自のストレステストです。実際の経費は売上・人員・物件・地域等によって変動します。

この表から分かるのは、

「月商700~800万円を超えられるか」

が非常に大きな分岐点になり得ることです。

ミダシーFCの強み① サブスク収益

ミダシーの基本プランは、

月額9,980円

のサブスクです。公式サイトでも現在の月額料金として掲載されています。

サブスク会員が積み上がれば、毎月ゼロから顧客を集める都度課金型より売上を予測しやすくなる可能性があります。

FCチャンネルでも「サブスクモデルで安定収益」をミダシーFCの特徴として挙げています。

強み② 集客モデル

FCチャンネルではミダシー本部の実績として、

CPA約1万円
契約率80%

という数値を掲載しています。

もしFC店でも同程度の顧客獲得効率を再現できれば、かなり大きな強みになります。

ただし地域、広告市場、競合状況などによって広告単価・契約率は変わります。

加盟検討時には「全国平均なのか、新宿店実績なのか」「直近何か月の数字なのか」まで確認したいところです。

強み③ すでにFC希望者が多い

ミダシーが2025年に実施したFC0次募集では、

開始1週間で56社から応募

があり、

応募総額は1億2,320万円

に達したとミダシー株式会社が発表しています。

さらに著名経営者からの参加表明も公表されています。

実際にどれだけの応募者が開業まで進むかは別問題ですが、FC市場で高い注目を集めていることは分かります。

リスク① 初期投資2500万円は小さくない

最大のリスクはやはり資金です。

総予算目安は2,500万円。

仮に利益435万円が出れば短期間で回収できますが、売上が伸びなければ回収期間は一気に長くなります。

銀行借入を利用する場合はさらに、

元金返済
金利

も発生します。

リスク② スタッフ採用が必要

ミダシーの公開モデルは4席6名体制です。

また眉毛ワックス脱毛を行うため、美容師免許を持つスタッフと美容所の届け出が必要とFCチャンネルでは説明されています。

店舗数が増えれば、同時に人材獲得競争も強くなります。

売上だけでなく、

美容師免許保有者を継続的に採用できるか

も重要なポイントです。

リスク③ 新宿本店の数字をそのまま地方へ当てはめない

「新宿が月商1,800万円だから地方でも1,000万円はいける」

とは限りません。

新宿と地方都市では、

  • 人口
  • 駅利用者
  • 家賃
  • 競合
  • 男性美容需要
  • 広告費
  • 採用環境

が違います。

加盟を検討するなら、全国平均ではなく、

「自分が出店する都市と似たFC店の実績」

を確認することが最も重要でしょう。

AI評価:ミダシーFCは儲かる?

AI予想パビリオンでは、公開情報だけをもとにすると、

収益ポテンシャル

★★★★★

月商987万円・利益435万円という公開モデルは非常に高い水準です。

初期投資リスク

★★★★☆

2,500万円規模の資金が必要とされています。

集客力

★★★★☆

新宿本店で月商1,000万円超の実績があり、2026年7月には代表が1,800万円達成を公表しています。

多店舗再現性

★★★☆☆

これから全国FC店が増える段階のため、地方店で新宿と同じような売上・利益が長期間再現されるかは、今後の実績を見る必要があります。

AI総合評価

「高収益の可能性はあるが、今はまだ“地方FC店の実績待ち”」

と評価します。

ミダシーFCで最も注目すべき数字は?

今後AI予想パビリオンが追いたい数字は、

新規FC店のオープン6か月後の月商

です。

例えば地方FC店が、

月商300万円
→ 厳しい

月商500万円
→ 損益構造を要確認

月商700万円
→ かなり有望

月商1,000万円
→ FCモデルの再現性が強くなる

という見方ができます。

新宿ではなく、

大宮・千葉・岐阜・福岡など地方・郊外店舗の実績

が分かってくれば、ミダシーFCの本当の強さが見えてきそうです。

まとめ:ミダシーFCは月商700~800万円を超えられるかに注目

2026年8月時点で公開されているミダシーFCの主な条件は、

加盟金:220万円
ロイヤリティ:売上10%
総予算目安:2,500万円

です。

公開収益モデルは、

月商987万円
経費552万円
利益435万円

となっています。

数字だけならかなり高収益です。

一方、当サイトのストレステストでは、経費552万円が固定されたと仮定すると、月商600万円では利益48万円まで低下します。

したがってミダシーFCを見る際は、

「最高でいくら売れるか」より、「普通の地方店舗で月商700~800万円を安定して作れるか」

を見た方がよさそうです。

今後FC各店の実績が公表されれば、この記事でも随時シミュレーションを更新していきます。

果たして「月1回・1時間・1万円」のビジネスモデルは全国でも再現できるのでしょうか。

ミダシーが40店舗、100店舗と増えた時、その答えが見えてきそうです。

※本記事は公開されているFC情報をもとにした独自の試算・分析です。加盟や投資を推奨するものではありません。公開されている収益モデルは将来の売上・利益を保証するものではなく、実際の収益は立地、家賃、人件費、広告費、採用状況、借入条件等によって大きく変動します。加盟を検討する場合は最新の契約書・法定開示書面・収支資料等をご自身で確認してください。