世界的大ヒットとなった2023年の映画『Barbie/バービー』。

当然ながら公開後すぐに「続編は作られるのか?」という声が上がりました。

しかし2026年8月現在、『バービー2』は少し複雑な状況にあります。

報道によれば、ワーナー・ブラザースはマーゴット・ロビー、ライアン・ゴズリング、グレタ・ガーウィグら主要メンバーとの条件交渉を続けています。一方、ガーウィグとノア・バームバックには続編についてのアイデアがあるとも報じられています。

つまり、「続編の構想はあるが、映画として正式に走り出したとは言い切れない」というのが現在地です。

むしろ注目したいのは、第1作が非常にきれいな形で完結していることです。

バービーはバービーランドだけに存在する完璧な人形としてではなく、不完全さを抱える人間の人生へと踏み出しました。

この結末を考えると、単純に「もう一度バービーランドで事件が起こる」という続編では、第1作を繰り返すだけになってしまいます。

そこで第2作が作られるなら、テーマそのものを反転させる可能性があります。

第1作ではバービーが現実世界を知りました。

第2作では反対に、現実世界で暮らし始めたバービーが、人間として生きる難しさを経験するのではないでしょうか。

仕事、失敗、老い、人間関係。

完璧ではないからこそ人生には意味がある――そんなテーマへ踏み込めば、第1作とはまったく違う作品になります。

そしてケンもまた、自分自身の人生を探し始めています。

バービーとケンを再び恋愛関係に戻すのではなく、それぞれ別々の道を歩かせる可能性も高そうです。

続編が実現するかどうかはまだ確定していません。

しかしグレタ・ガーウィグが本当に「語るべき次の物語」を見つけているなら、『バービー2』は予想以上に大胆な作品になるかもしれません。