2026年夏の甲子園には、横浜、仙台育英、智辯和歌山などの常連校が並びます。

その一方で、

「本当に久しぶりに甲子園へ帰ってきた学校」

も多数あります。

中でも圧倒的なのが、

横手の57年ぶり。

前回出場は1969年。

大阪万博の前年です。

さらに、

享栄は31年ぶり。

拓大紅陵は24年ぶり。

佐野日大、長崎日大は16年ぶり。

八幡商は15年ぶり。

と、久々の夏となる学校が並びます。出場回数・前回出場年は2026年代表校一覧でも確認できます。

この記事では「7年以上夏の甲子園から遠ざかっていた学校」を“久しぶり組”としてまとめます。


夏の甲子園2026 久しぶり出場校一覧

高校都道府県夏の出場間隔出場回数
横手秋田57年ぶり2回目
享栄愛知31年ぶり9回目
拓大紅陵千葉24年ぶり6回目
佐野日大栃木16年ぶり7回目
長崎日大長崎16年ぶり10回目
八幡商滋賀15年ぶり8回目
大分商大分13年ぶり16回目
遊学館石川11年ぶり7回目
東筑福岡9年ぶり7回目
佐賀商佐賀8年ぶり17回目
日南学園宮崎8年ぶり10回目
中京岐阜7年ぶり8回目

1位 横手|なんと57年ぶり!

今大会最大の復活劇。

秋田代表・横手です。

夏の甲子園は、

57年ぶり2回目。

前回出場は1969年。

その後、半世紀以上にわたって甲子園から遠ざかっていました。

横手は1898年創立の県立高校。

野球部は1902年創部という長い歴史を持ちます。

つまり野球部の歴史は120年以上。

それでも夏の甲子園出場は今回がまだ2回目です。


57年間には何世代の高校球児がいた?

57年。

高校野球の1世代を3年間と考えれば、単純に約19世代分。

1969年当時の選手たちは現在70代前後。

当時の高校球児が祖父となり、その孫世代が2026年の甲子園へ戻ってくるほどの時間です。

横手のアルプススタンドには、

「また甲子園で母校を応援できるとは」

というOBも多いでしょう。

初戦は2回戦から。

相手は敦賀気比。

強豪ですが、勝てば57年ぶりの甲子園でいきなりベスト16です。


2位 享栄|31年ぶり!愛知の古豪が完全復活

愛知代表・享栄は31年ぶり9回目。

前回の夏は1995年。

イチローがプロ野球で初の首位打者を獲得した翌年頃の時代です。

享栄は1915年創立。

甲子園には春11回、夏は今回で9回出場する名門ですが、平成後半から夏の聖地から長く遠ざかっていました。

それでも愛知では、

中京大中京。

東邦。

愛工大名電。

享栄。

の「私学4強」として知られてきた伝統校です。


愛工大名電を破って31年ぶり

2026年夏は決勝で愛工大名電を4-1で撃破。

上江滝拓未が1失点完投しました。

さらに大藤敏行監督は、中京大中京を2009年夏の全国制覇へ導いた経験を持つ名将。

「31年ぶりだから経験不足」という単純なチームではありません。

初戦は履正社。

いきなり大阪王者との超重量級カードです。

もし享栄が履正社を破れば、

31年ぶり復活どころか一気に優勝候補

になる可能性があります。


3位 拓大紅陵|24年ぶり!90年代の名門が帰ってきた

千葉代表・拓大紅陵は24年ぶり6回目。

前回は2002年夏です。

1980年代~90年代の高校野球を知るファンにとって、拓大紅陵は「懐かしい」というより、

甲子園の名門

というイメージでしょう。

1992年夏には準優勝。

プロ野球にも、

飯田哲也。

小川博文。

加藤貴之。

らを送り出しています。


9回逆転3ランで復活

千葉大会決勝は専大松戸戦。

0-1。

8回終了まで無得点。

あと3アウトで24年ぶり甲子園の夢が消える状況でした。

しかし9回。

片岡拓月が逆転3ラン。

拓大紅陵3-1専大松戸。

劇的すぎる形で甲子園への扉を開きました。

2回戦から登場し、初戦は佐賀商。

勢いに乗れば一気に勝ち上がる可能性があります。


佐野日大|16年ぶり

栃木代表・佐野日大。

夏は16年ぶり7回目。

ただし佐野日大は今春のセンバツに出場しています。

つまり、

甲子園自体は春に経験済み。

夏だけが16年ぶりです。

春のセンバツでは三重に0-2。

その悔しさを経験した選手たちが、わずか数カ月後に再び甲子園へ戻ってきました。

初戦は150キロ左腕・高部陸を擁する聖隷クリストファー。

非常に面白いカードです。


長崎日大|こちらも16年ぶり

長崎代表・長崎日大は、

16年ぶり10回目。

2007年夏にはベスト4まで進んだ実績を持つ学校です。

こちらも春夏連続出場。

センバツ経験を持って夏に戻ってきます。

初戦は立正大淞南。

AI予想では長崎日大をやや優勢と評価。

16年ぶりの夏勝利を狙います。


八幡商|15年ぶりの「商業高校の古豪」

滋賀代表・八幡商。

15年ぶり8回目。

1886年創立の県立校で、野球部も1898年創部。

高校野球史そのものと言えるほど歴史の長い学校です。

八幡商と聞いて思い出す高校野球ファンも多いでしょう。

2011年夏には帝京を相手に劇的な逆転満塁本塁打。

その夏以来、15年ぶりに聖地へ帰ってきました。

しかし初戦は健大高崎。

いきなり全国屈指の強豪です。


大分商|13年ぶり

大分商は13年ぶり16回目。

公立の伝統校です。

卒業生には、

岡崎郁。

源田壮亮。

川瀬晃。

などプロ野球選手も多数。

初戦は日本文理。

どちらも甲子園の歴史を持つ学校で、非常に高校野球らしいカードになりました。


遊学館|11年ぶり

石川代表・遊学館は11年ぶり7回目。

野球部創部は2001年と比較的新しいものの、創部直後から甲子園へ出場し、一時代を築きました。

初戦は青森山田。

全国屈指の総合力を持つ相手ですが、11年ぶりの夏勝利を狙います。


東筑|9年ぶり!進学校の公立名門

福岡代表・東筑は9年ぶり7回目。

1898年創立の県立校で、県内有数の進学校としても知られます。

卒業生には名将・仰木彬氏や俳優・高倉健さん。

文武両道の伝統校です。

初戦は神村学園。

優勝候補との対戦ですが、もし勝てば大会屈指の番狂わせになります。


佐賀商|8年ぶり

佐賀商は8年ぶり17回目。

1994年夏には全国制覇。

決勝で劇的な満塁ホームランが飛び出したことで高校野球史に残る学校です。

今回も公立校として佐賀県大会を突破。

初戦は2回戦から拓大紅陵。

「24年ぶりvs8年ぶり」という復活校同士の対決です。


日南学園|8年ぶり

日南学園は8年ぶり10回目。

元ソフトバンク・寺原隼人氏などを輩出した宮崎の強豪です。

初戦は明徳義塾。

こちらも名門対決。

勝者は横浜vs沖縄尚学の勝者と対戦する可能性があり、かなり厳しいゾーンです。


中京|7年ぶり

岐阜代表・中京は7年ぶり8回目。

プロ注目の二刀流・鈴木悠悟を擁します。

初戦は霞ケ浦。

そこを突破すれば鳴門渦潮vs八王子実践の勝者。

横浜・沖縄尚学がいる死のブロックですが、投手力があるだけに面白い存在です。


「久しぶり組」で最も勝ち上がりそうなのは?

AI予想パビリオンでは、

享栄

を最も高く評価します。

31年ぶりとはいえ、純粋な戦力は全国上位。

投手陣も厚い。

初戦の履正社を突破すれば、一気に上位進出が見えてきます。

次いで、

拓大紅陵。

長崎日大。

中京。

あたりにも注目です。


まとめ|昔の甲子園ファンにも刺さる2026年大会

2026年夏は、

横手57年。

享栄31年。

拓大紅陵24年。

佐野日大16年。

長崎日大16年。

八幡商15年。

など、久しぶりに夏の甲子園へ帰ってくる高校が多数あります。

高校野球の面白さは、

新しい学校が出てくること。

そして、

昔見たユニフォームが再び甲子園へ戻ってくること。

にもあります。

「高校時代に応援して以来、数十年ぶり」

というOBやファンもいるでしょう。

2026年夏は、復活の古豪にも注目です。