2026年夏の甲子園で、最も「久しぶり」という言葉が似合う代表校の一つが秋田代表・横手です。

夏の甲子園出場は、

1969年以来57年ぶり。

県内屈指の進学校が、金足農、秋田修英などを破り、秋田大会の頂点まで駆け上がりました。

さらに2026年の横手には大きな特徴があります。

甲子園登録20人が、

全員秋田県内の中学校出身。

ほとんどの選手が中学軟式野球部出身で、全国の硬式クラブから選手を集めたチームではありません。

地元秋田で育った選手たちが、57年ぶりの甲子園へ挑みます。

横手2026 ベンチ入りメンバー20人

背番号選手学年出身中学中学所属
1佐藤宙斗3横手北中中学軟式野球部
2加藤琉聖3西仙北中中学軟式野球部
3武田修治2大曲中中学軟式野球部
4高木蓮3横手北中中学軟式野球部
5熊谷昌太3横手南中中学軟式野球部
6小野和真3横手明峰中中学軟式野球部
7平野雄士3横手明峰中中学軟式野球部
8三浦悠聖2大曲中中学軟式野球部
9鈴木大登3横手明峰中中学軟式野球部
10佐藤周明2仙北中横手シニア
11髙橋舜3美郷中中学軟式野球部
12下山隼人2横手北中中学軟式野球部
13佐藤寛太3横手南中中学軟式野球部
14安部佳昭2大曲中中学軟式野球部
15髙橋天翔1横手南中中学軟式野球部
16山田一心2十文字中中学軟式野球部
17吉田謙心2羽後中中学軟式野球部
18戸澤樹3大曲中中学軟式野球部
19戸澤蒼2角館中横手シニア
20津谷輝真1大曲中中学軟式野球部

20人全員が秋田県内中学出身

横手の最大の特徴です。

地元率は、

100%。

さらに20人中18人が中学校の軟式野球部出身。

硬式クラブ出身は横手シニアの2人だけです。

高校野球の強豪校では、

ボーイズ
シニア
ヤング
ポニー

など中学硬式野球出身者が多数を占めることも珍しくありません。

横手はその対極にあるチーム。

地元の中学軟式で育った選手たちが県立進学校に集まり、甲子園までたどり着きました。

注目選手① 佐藤宙斗|5試合39回を投げた大黒柱

最大の注目選手はエース、

佐藤宙斗。

読み方は「さとう・ひろと」。

横手北中出身です。

秋田大会では5試合で39イニングを投げ、4試合を完投。

投球数は463球。

失点はわずか5。

まさに横手を一人で支え続けた大黒柱でした。

決勝は12奪三振1失点完投

大曲工との決勝では、

9回117球
4安打
1失点
12奪三振。

完投勝利です。

スライダーなど変化球を効果的に使い、最後まで大曲工打線を寄せ付けませんでした。

横手が甲子園で勝つためにも、佐藤の投球が最大のポイントになります。

金足農にも完投勝利

横手の初戦は、前年代表の金足農。

いきなり強敵でした。

しかし佐藤は4安打1失点で完投。

続く秋田南戦でも延長10回を投げ切り、3安打1失点。

大会序盤から強豪との接戦を勝ち抜きました。

注目選手② 三浦悠聖|2年生の1番打者

打線で注目したいのが、

三浦悠聖。

まだ2年生です。

大曲中出身。

決勝では1番打者として、

3打数2安打2打点。

初回に右前打でチャンスを作り、2回には無死満塁から2点タイムリー。

横手が試合の主導権を握る大きな一打となりました。

来年も残る選手ですが、すでに2026年チームの攻撃の起点です。

注目選手③ 武田修治|決勝で先制犠飛

2年生の武田修治も注目です。

大曲中出身。

決勝では初回1死満塁。

ここでセンターへの犠牲フライ。

横手に先制点をもたらしました。

甲子園では地方大会以上に1点の価値が高くなります。

走者を三塁に置いた場面で確実に得点できるか。

武田のような勝負強い打者が重要になります。

注目選手④ 加藤琉聖|エースを支える正捕手

背番号2は、

加藤琉聖。

西仙北中出身。

佐藤宙斗が39イニングを投げられた背景には、捕手のリードもあります。

佐藤だけでなく複数の投手をまとめる司令塔。

横手の守備野球を支える重要人物です。

注目選手⑤ 熊谷昌太|内野守備の中心

背番号5の、

熊谷昌太。

横手南中出身。

エース佐藤が打たせて取る場面では、内野守備の安定が欠かせません。

甲子園では敦賀気比という全国経験豊富な打線と対戦。

守備のミスをどれだけ減らせるかがポイントになります。

「自分たちで考える野球」で57年ぶり

2026年の横手を語るうえで特徴的なのが、

考える野球。

山信田善宣監督は、すべてを指示するのではなく、選手自身が状況を判断することを重視してきました。

横手は県内有数の進学校。

学業との両立を続けながら、自分たちで考えて野球をする。

そのスタイルで57年ぶりの甲子園をつかみました。

秋田大会決勝は7-1

決勝は、

横手7-1大曲工。

初回に1点。

2回に2点。

5回、6回にもそれぞれ2点。

小刻みに得点を重ねました。

佐藤宙斗が12奪三振1失点完投。

投打ともに横手が上回った試合でした。

2回戦から登場

横手は甲子園では1回戦を戦いません。

抽選の結果、

2回戦から登場。

これはシードではなく、49校のトーナメント構成によるものです。

初戦は、

8月11日8時
横手対敦賀気比。

相手は福井の名門です。

AI予想は敦賀気比65%

当サイトの事前予想は、

横手35%
敦賀気比65%。

横手はチャレンジャーの立場です。

ただし佐藤宙斗が地方大会と同じ投球をすれば、一気に接戦へ持ち込めます。

勝利のポイントは、

佐藤が序盤を抑える
四球と失策を減らす
三浦が出塁する
少ない好機を確実に得点する

こと。

大量得点勝負よりも、

2-1
3-2

のようなロースコアへ持ち込みたいところです。

まとめ

2026年横手の登録20人は、

全員秋田県内中学出身。

さらに大半が中学軟式野球部出身です。

最大の注目は、

5試合39イニングを投げたエース佐藤宙斗。

打線では2年生の三浦悠聖、武田修治。

そして正捕手・加藤琉聖らがチームを支えます。

1969年以来、

57年ぶりの甲子園。

次に甲子園で勝利すれば、学校の歴史に新たな1ページが刻まれます。