【AI予想】オートレースの「試走タイム」詐欺を見抜けるか?AIが苦手な湿走路とハンデの罠
「試走3.28! これは鉄板だ!」
そう信じて全財産を突っ込んだ大本命の選手が、スタートで出遅れ、前の車を抜けずにズルズルと後退していく…。
オートレースファンなら誰もが一度は味わうこの絶望。
ネット上では「試走詐欺」と罵られるこの現象を、最新のAIは見抜くことができるのでしょうか?
当サイト「AI予想パビリオン」が、公営競技の中で最もデータ(数字)が重視されるオートレースにおいて、なぜAIが「雨(湿走路)」と「ハンデ戦」という2つの壁にぶち当たり、爆死してしまうのかを解説します。
【AI予想パビリオン:免責事項】
- 記事の性質:本記事は、オートレースの競技特性(試走偏差・走路状況)とAIアルゴリズムの相関関係を分析した検証記事です。
- リスクについて:試走タイムはあくまで目安です。タイヤの滑りやエンジンの熱ダレなどの変数が存在します。車券の購入は自己責任で行ってください。
目次
AIは「試走タイム」を信じすぎる
オートレースは「試走タイム(全力で1周走ったタイム)」が全ての基準です。
AIにとっても、これほど分かりやすい指標はありません。
「試走タイムが良い=速い=勝つ」
このシンプルなロジックで、AIは良走路(晴れ)のレースにおいて高い的中率を叩き出します。
しかし、ここには「数字のマジック」が潜んでいます。
「滑り(ソラリ)」は見えない
AIが処理するのは「3.30」というタイムの数字だけです。
しかし、ベテランファンは試走の映像を見てこう判断します。
「タイムは出ているけど、コーナーでタイヤが滑っている(跳ねている)。これじゃレースでインコースを攻められないぞ」
AIは「無理やり出した好タイム」と「余裕で出した好タイム」の区別がつきません。
その結果、数字だけは良いが、本番でタイヤがグリップせずに自滅する選手を「本命」にしてしまうのです。
「雨のオート」はAIの墓場である
AIが最も苦手とするのが、走路状況の変化、特に「湿走路(雨)」です。
| 走路 | AIの得意度 | 理由 |
|---|---|---|
| 良走路(ドライ) | ◎(最強) | 過去のスペック通りにマシンが動くため、計算通りになる。 |
| 湿走路(ウェット) | ×(無能) | 「濡れ具合」が数値化できない。雨が得意な選手(雨巧者)のコース取りが読めない。 |
| 斑走路(ブチ) | ×(混乱) | 乾いている所と濡れている所が混在。カオスすぎて予測不能。 |
「濡れ具合」は0か1かではない
AIにとってデータは「晴れ」か「雨」かの記号ですが、現実はグラデーションです。
「降り始めの滑りやすい雨」と「完全に濡れて安定した雨」では、勝つ選手が全く違います。
さらに、雨の日は選手が「大外をブン回る」か「インを慎重に回る」か、コース取りが激変します。
この「人間的なコース選択の迷い」を、AIはシミュレーションしきれないため、雨の日は人気薄の「雨の鬼」にあっさり負けてしまうのです。
「ハンデ戦」の壁=AIは「追い抜き」を知らない
オートレース独自のルール「ハンデ戦」。
強い選手が数十メートル後ろからスタートし、6周回で追い抜いていくシステムです。
AIは単純に計算します。
「A選手はB選手より1周あたり0.1秒速い。だから6周あれば0.6秒差を埋めて追い抜ける」
しかし、これは「誰もいないコースを走れば」の話です。
「蓋(フタ)」をされたら計算終了
実際には、前の選手が邪魔(壁)になります。
どんなにエンジンが速くても、前の選手がインコースをガッチリ閉めていたら、抜くことはできません。
AIは「抜きにくさ(Passing Difficulty)」の評価が苦手です。
「タイムは速いけど、抜くのが下手な選手」や「タイムは遅いけど、ブロックが天才的に上手い選手」がいるレースでは、AIの計算式(速度×距離)は通用せず、「速いのに抜けない」というストレスフルな結末を迎えます。
まとめ:晴れの日はAI、雨の日は古参ファン
オートレースにおけるAIの使い方は非常に明確です。
☀️ 良走路(ピーカン)の場合
AIを信じてください。
タイヤも滑らず、実力通りのスピード勝負になるため、冷徹に数字を比較できるAIが最強です。
☔ 湿走路・斑走路の場合
AIを捨ててください。
雨の日は、データではなく「経験」と「適性」が物を言います。
予想紙の「雨」マークや、ベテランファンの「あいつは雨なら買える」という直感の方が、スパコンよりも遥かに高精度です。
「試走タイム詐欺」に遭いたくなければ、数字の裏にある「路面」と「タイヤ」を見る。
AIが見落とすその隙間にこそ、オートレースの万車券が隠れています。







