2025年12月31日、さいたまスーパーアリーナで行われた「RIZIN 師走の超強者祭り」。

当サイト「AI予想パビリオン」では、事前に全15試合の勝敗を統計データに基づき予測していました。

朝倉未来vsシェイドゥラエフ、サトシvsノジモフ、そして5大タイトルマッチ…。

「データは人間の闘志を計算できるのか?」

結果は、AIの冷徹なまでの的中率と、それを覆した「人間の意地」が交錯するドラマティックなものとなりました。本記事では、AI予想と実際の試合結果を照らし合わせ、記者の視点で徹底検証します。

👉 元となった予想記事はこちら

1. 【結論】AI予想の成績発表

まずは全体の結果(答え合わせ)から見ていきましょう。

  • 全試合数: 16試合(第0試合含む)
  • 除外: 2試合(第9試合 中止、第6試合 ノーコンテスト)
  • 評価対象: 14試合
  • AI的中数: 11試合
  • 的中率: 78.6%

AIは「実力差が明確なカード」や「相性差」において高い精度を見せましたが、一部のタイトルマッチでの番狂わせや、突発的なアクシデントには阻まれる結果となりました。


2. 注目カードの「答え合わせ」

第6試合:カルシャガ・ダウトベック vs 久保優太

  • 【AIの予想】 久保優太(判定 3-0)
  • 【実際の結果】 ノーコンテスト(偶発的なバッティングにより試合続行不可能)
  • 【判定:予測不能 ⚠️】

<考察>

ここには「AI予測の明確な限界」が表れました。

AIは久保選手の驚異的な「被弾回避率」を根拠に、フルラウンドのアウトボクシングによる完封勝利を予測していました。実際、序盤の距離設定は久保選手のペースに見えましたが、突如起きた偶発的なバッティングにより試合は終了。

どれだけデータを積み上げても、リング上の突発的な事故(イベントリスク)までは計算できないという、データ分析の教訓となる一戦でした。

メインイベント:シェイドゥラエフ vs 朝倉未来

  • 【AIの予想】 シェイドゥラエフ(1R サブミッション)
  • 【実際の結果】 シェイドゥラエフ(1R リアネイキッドチョーク)
  • 【判定:完全的中 🎯】

<人間の考察>

この試合は、AIの予測が「非情なほど正確」でした。

AIは事前記事で『王者のテイクダウン成功率とバック奪取スピードが統計的に優位』と指摘していましたが、まさにその通りの展開に。朝倉選手も打撃のプレッシャーで対抗しましたが、一度組まれてからの展開スピードは、AIが算出した「回避困難な数値」の範囲内でした。

第14試合:サトシ・ソウザ vs ノジモフ

  • 【AIの予想】 サトシ・ソウザ(1R サブミッション)
  • 【実際の結果】 ノジモフ(1R KO勝利)
  • 【判定:ハズレ… ❌】

<人間の考察>

ここでAIのアルゴリズムが、人間の爆発力に敗北しました。

AIはサトシ選手の高い「一本勝ち率」を根拠に早期決着を予想しましたが、実際に起きたのはノジモフ選手の「一撃必殺のカウンター」でした。

AIは「打撃が当たる前に極める」とシミュレーションしていましたが、人間の持つ「一瞬の殺気」や「相打ちの覚悟」といった数値化しにくい要素がデータを凌駕しました。


3. 全試合結果一覧(比較表)

試合順対戦カードAI予想結果正誤
第15試合シェイドゥラエフ vs 朝倉未来シェイドゥラエフシェイドゥラエフ
第14試合サトシ vs ノジモフサトシノジモフ
第13試合扇久保博正 vs 元谷友貴扇久保博正扇久保博正
第12試合井上直樹 vs サバテロ井上直樹井上直樹
第11試合伊澤星花 vs RENA伊澤星花伊澤星花
第10試合クレベル vs ケラモフクレベルケラモフ
第9試合斎藤裕 vs YA-MAN(中止)(中止)
第8試合福田龍彌 vs 安藤達也福田龍彌福田龍彌
第7試合秋元強真 vs 新居すぐる秋元強真秋元強真
第6試合ダウトベック vs 久保優太久保優太ノーコンテスト
第5試合神龍誠 vs ヒロヤ神龍誠神龍誠
第4試合後藤丈治 vs ホセ・トーレス後藤丈治ホセ・トーレス
第3試合篠塚辰樹 vs 冨澤大智篠塚辰樹篠塚辰樹
第2試合雑賀“ヤン坊” vs ベイノア雑賀“ヤン坊”雑賀“ヤン坊”
第1試合芦澤竜誠 vs ジョリー芦澤竜誠芦澤竜誠
第0試合須田雄律 vs ヤマザト須田雄律須田雄律

※第10試合のクレベルvsケラモフ戦、第4試合の後藤vsトーレス戦でも、AIは「極め」や「判定」を予想しましたが、対戦相手のフィジカルや当日のコンディションが統計を上回る結果となりました。


まとめ:2026年、AIと格闘技はどう付き合うべきか

今回の検証で分かったことは、AIは「グラップラーvsストライカー」のような明確な図式や、データが豊富な選手の分析においては、解説者以上の精度を叩き出すということです。

一方で、今回の久保優太戦のような「アクシデント」や、サトシ戦のような「一発のカウンター」**といった不確定要素までは読み切れませんでした。

しかし、だからこそ私たちは格闘技に熱狂するのでしょう。

AIが弾き出した「論理的な結末(約8割の的中)」を、人間のファイターが「情熱(残り2割のドラマ)」で覆す。その瞬間を目撃するために、私たちはまた会場へ足を運ぶのだと思います。

「AI予想パビリオン」では、2026年も引き続き、冷静なデータ分析と熱い人間ドラマの両面から、格闘技の未来を追いかけていきます。


編集部より

次回のAI予想は、春開催予定の「RIZIN LANDMARK」シリーズを予定しています。

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